2014年7月16日水曜日

弱者を抹殺する。 不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければと思い...

ヤフー知恵袋から。

Twitterで見掛けたんですけど、読んでみるとこれは素晴らしい回答だと思いました。「弱肉強食」を使う場合、種と種の話ではなくて種の中の個体と個体の話でしてしまうことが多いですね。


弱者を抹殺する。 不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければと思い...
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1463546664


質問者
irie120310さん
2011/6/112:32:25
弱者を抹殺する。

不謹慎な質問ですが、疑問に思ったのでお答え頂ければと思います。
自然界では弱肉強食という単語通り、弱い者が強い者に捕食される。

でも人間の社会では何故それが行
われないのでしょうか?
文明が開かれた頃は、種族同士の争いが行われ、弱い者は殺されて行きました。

ですが、今日の社会では弱者を税金だのなんだので、生かしてます。
優れた遺伝子が生き残るのが自然の摂理ではないのですか。
今の人間社会は理に適ってないのではないでしょうか。

人権などの話を出すのは今回はお控え頂ければと思います。




ベストアンサーに選ばれた回答

グレード
mexicot3さん
2011/6/118:19:42
え~っと、、、よくある勘違いなんですが、自然界は「弱肉強食」ではありません

弱いからといって喰われるとは限らないし、強いからといって食えるとも限りません

虎は兎より掛け値なしに強いですが、兎は世界中で繁栄し、虎は絶滅の危機に瀕しています

***

自然界の掟は、個体レベルでは「全肉全食」で、種レベルでは「適者生存」です

個体レベルでは、最終的に全ての個体が「喰われ」ます
全ての個体は、多少の寿命の差こそあれ、必ず死にます
個体間の寿命の違いは、自然界全体で観れば意味はありません
ある犬が2年生き、別の犬が10年生きたとしても、それはほとんど大した違いは無く、どっちでもいいことです

種レベルでは「適者生存」です
この言葉は誤解されて広まってますが、決して「弱肉強食」の意味ではありません
「強い者」が残るのではなく、「適した者」が残るんです
(「残る」という意味が、「個体が生き延びる」という意味で無く「遺伝子が次世代に受け継がれる」の意味であることに注意)


そして自然というものの特徴は、「無限と言っていいほどの環境適応のやり方がある」ということです

必ずしも活発なものが残るとは限らず、ナマケモノや深海生物のように極端に代謝を落とした生存戦略もあります
多産なもの少産なもの、速いもの遅いもの、強いもの弱いもの、大きいもの小さいもの、、、、
あらゆる形態の生物が存在することは御存じの通り

「適応」してさえいれば、強かろうが弱かろうが関係無いんです

そして「適者生存」の意味が、「個体が生き延びる」という意味で無く「遺伝子が次世代に受け継がれる」の意味である以上、ある特定の個体が外敵に喰われようがどうしようが関係ないんです

10年生き延びて子を1匹しか生まなかった個体と、1年しか生きられなかったが子を10匹生んだ個体とでは、後者の方がより「適者」として「生存」したことになります


「生存」が「子孫を残すこと」であり、「適応」の仕方が無数に可能性のあるものである以上、どのように「適応」するかはその生物の生存戦略次第ということになります

人間の生存戦略は、、、、「社会性」

高度に機能的な社会を作り、その互助作用でもって個体を保護する
個別的には長期の生存が不可能な個体(=つまり、質問主さんがおっしゃる"弱者"です)も生き延びさせることで、子孫の繁栄の可能性を最大化する、、、、という戦略です

どれだけの個体が生き延びられるか、どの程度の"弱者"を生かすことが出来るかは、その社会の持つ力に比例します
人類は文明を発展させることで、前時代では生かすことが出来なかった個体も生かすことができるようになりました

生物の生存戦略としては大成功でしょう
(生物が子孫を増やすのは本源的なものであり、そのこと自体の価値を問うてもそれは無意味です。「こんなに数を増やす必要があるのか?」という疑問は、自然界に立脚して論ずる限り意味を成しません)

「優秀な遺伝子」ってものは無いんですよ
あるのは「ある特定の環境において、有効であるかもしれない遺伝子」です

遺伝子によって発現されるどういう"形質"が、どういう環境で生存に有利に働くかは計算不可能です
例えば、現代社会の人類にとって「障害」としかみなされない形質も、将来は「有効な形質」になってるかもしれません
だから、可能であるならばできる限り多くのパターンの「障害(=つまるところ形質的イレギュラーですが)」を抱えておく方が、生存戦略上の「保険」となるんです

(「生まれつき目が見えないことが、どういう状況で有利になるのか?」という質問をしないでくださいね。それこそ誰にも読めないことなんです。自然とは、無数の可能性の塊であって、全てを計算しきるのは神ならぬ人間には不可能ですから)


アマゾンのジャングルに一人で放置されて生き延びられる現代人はいませんね
ということは、「社会」というものが無い生の自然状態に置かれるなら、人間は全員「弱者」だということです

その「弱者」たちが集まって、出来るだけ多くの「弱者」を生かすようにしたのが人間の生存戦略なんです

だから社会科学では、「闘争」も「協働」も人間社会の構成要素だが、どちらがより「人間社会」の本質かといえば「協働」である、と答えるんです
「闘争」がどれほど活発化しようが、最後は「協働」しないと人間は生き延びられないからです


我々全員が「弱者」であり、「弱者」を生かすのがホモ・サピエンスの生存戦略だということです

2014年7月15日火曜日

鍼灸と保険の話

妻が四十肩(五十肩?)になりまして。

子どもが産まれて早4ヶ月、あゝ素晴らしき哉抱っこプレイにより肩を痛めてしまいました。オールスター戦は登板回避確定です。

湿布を貼って数日間様子を見てみましたが特に改善は見られません、という事で整形外科へ。若干のストレッチと湿布処方で様子見。数日に1度のペースで半月ほど通ってみましたがやはり変わりはありません。

それでは困るので別の対処策を考えるのです。
①別の整形外科へ行ってみる
②鍼灸医院へ行ってみる
③自然治癒を信じて放置


③はまあ宗教みたいなものなので外すとして、①か②が現実的な選択肢です。そこで、②を調べていてわかったのですが、鍼灸って保険が利くんですね!

公益社団法人 日本鍼灸師会
NPO全国鍼灸マッサージ協会

保険適用
以下の病気についての鍼灸治療は、健康保険が適用されます。

1. 神経痛(部位はどこでもかまいません)
2. リウマチ
3. 頸腕症候群(首から肩への痛み、ひどい肩こりなど)
4. 五十肩(肩関節の痛み)
5. 腰痛症(ぎっくり腰を含みます)
6. 頚椎捻挫後遺症(ムチウチなど)
※ 関節の痛み(変形性膝関節症など)


ただ、保険適用するためには一手間必要だったりします。

その一手間というのが「医師から鍼灸治療の同意書を貰うこと」。これが実に厄介です。軽くググっただけでも「医師からの同意書の記入を拒否されました」という口コミがチラホラ。

というのも、医師の治療と鍼灸の治療は保険の同時適用ができないんですね。同意書を書く=自分の客を手放すという行為になるわけですから、わざわざ商売敵に塩を送るような行為はやりたくないわけです。


同意書が恐い
http://blog.drnagao.com/2012/04/post-2368.html


我が妻はと言うと、お医者様に恐る恐る同意書をお願いしてみたら、
 「ウチは一切同意書は書きません」
  「鍼灸なんて効果がハッキリしないものに保険利用するなんてありえない」
   「保険はみんなが拠出する保険料から払われているんだから云々」
とコンコンとお説教されてしまったそうです。かわいそうに。

一個人の医者がここまで保険について語るのはおかしくないですか。通っても一向に改善しないので別の治療法を模索してみて、保険が適用できるというからその手順を踏んだだけなのに。ブツブツ。

ここから頑張って鍼灸に保険適用する方法はあります。商売敵たる整形外科ではなく内科等だと同意書を書いてもらえる可能性が高いのと、鍼灸師が懇意にしている医師を紹介してもらって同意書を書いてもらう方法。

これらの方法はどちらにしろ医師の初診料が取られてしまうのが難点ですね。

あと、鍼灸の保険適用の場合、治療時間の上限が限られるみたいです。適当にググって見ると10-15分間で1000円引きがMAX。

例えばこれ↓


健康保険で鍼灸治療
http://www.iyashi.net/course/Insurance.html

「3割負担の方は、通常の鍼灸料金から1,000円(1割負担の方は1,300円)通常料金から差し引きます。

15分間の施術例→通常2,220円、3割負担の方1,220円、1割負担の方920円

保険治療での施術時間は15分間です。」


なんで3割負担の方の料金が通常料金の3割じゃないんだとかの疑問はあります。1回あたり1000円引きというのがデファクトスタンダードなのかもしれませんが、謎。

なので、自費でちょっと通ってみて、効果があるようだったら同意書書いてもらって保険適用してもらうのが良さそうかな、とか考えてます。


我が妻といえば、お説教されてから鍼灸を受ける事への熱意が冷めてしまったご様子です。このままだとオールスターどころか後半戦も登板回避確定です。



話には続きがありまして、妻が懇意にしている婦人科の先生に四十肩の対処について尋ねてみたところ、出産後はホルモンバランスが崩れているからそのせいで四十肩の症状が出ることもあり、ほっといてもホルモンバランスが戻れば自然治癒するとの有り難いお言葉が。

意外なことに③もあながち間違いの方法ではなさそうです。

2014年7月3日木曜日

育児に便利だったグッズ(お風呂編)

育メンらしく育児のエントリを一つ。

世のダンナ様方のだいたいそうなんだと思うんですけど、ご多分に漏れず我が家でも赤ちゃんの入浴は私の役目です。

少しでも参考になればという思い出、実際に使ってみてこの入浴グッズが便利だったというのを記してみます。


■リッチェル ワンツーバス

新生児期~3ヶ月くらいまで使いました。当初は空気を入れて膨らむタイプを検討していたのですが、よく穴が空いて使えなくなる事があるとの口コミを見て断念。
頭を置く部分の高さが2段階で変えられる上にウレタンっぽいもの(黄色部分)が貼られていてちょっと柔らかめです。意外と便利だったのがおしりストッパー。片手で赤ちゃんの頭を支え、残った片手で洗って行くので身体を支えるのに手が足りないんですけど、このストッパーのお陰で赤ちゃんの身体がまあまあ固定されます。ちなみにHARD-OFFで300円。新品で買うと安くても2000円以上します。



■アップリカ バスチェア

3ヶ月くらいから使っています。緑色のシートはウレタンぽい柔らかさ。今はハンドルを外してリクライニングを倒して、バスベッド状態で使ってます。暴れても大して動けないみたいなので便利。兄夫婦からのお下がりなのでタダ。


■Swimava 浮き輪首リング

4ヶ月くらいから使ってます。首回りの浮き輪なので頭は風呂に浸からず、身体はしっかり浸かれます。赤ちゃんの身体は結構水に浮くので、湯船で身体をしっかり浸からせるのに苦労していたのですが、これのおかげで問題解消。赤ちゃんも楽しそうにしてます。難点は首にハメにくい事ですが慣れ次第?これはちゃんと買いました。と言っても、税金支払い時のポイント目的で作ったリクルートカードの初回ポイントで全額賄えたんですけど。


いかがでしたでしょうか。今後も育メンらしくそれっぽいエントリを投下していきたいと思います。

2014年7月2日水曜日

富士通の防水 Windows8 タブレット Arrows Tab QH55/M の思い出

最近買ったSONYの防水AndroidタブレットXperia Z2 Tabletは特に問題なく頑張ってくれてます。ちゃんと動くって素晴らしい!

元々防水タブレットを手にしたは富士通のQH55/Mが先でした。新型ATOMの評判が良く、しかも防水、更にWindowsがストレスなく動くらしいと言う事で、かなり期待して買いました。ですが、残念な出来だったので、もう手元にはありません。

不具合が出る度に交換に次ぐ交換で、この機種は結局4台を渡り歩きました。発売当初から様々な問題が指摘されてましたが、私が初めて手にした昨年末頃以降、何が原因で交換したのかを簡単にまとめてみました。


1台目
バッテリーの残量表示問題。当初は100%から表示が変わらず。巷で囁かれていた解決策のBIOS放電を何度か繰り返して動くようになったものの、100%から一度減り始めるとみるみるうちに残量が減っていき、30分も保たずに残量不足の強制シャットダウンへ(これはその後のBIOS更新で改善したみたいです)。交換対応。

2台目
防水に関する問題。拡張クレイドル利用時に何故か充電だけできなくなる。データ転送機能は問題なし。修理対応。原因が「内部基板に緑青サビが出来ているため」。確かにお風呂で使ってましたけど、風呂あがりは本体をしっかり拭いてましたし、一晩明けるまではクレードルに挿すことはなかったのですが…。これだと充電のみクレイドルもダメなんだろうなぁ。基盤交換・防水シート打ち直しで返って来たのですが、返って来た本体の嵌め合わせが最悪で見たことのない隙間が空いている状態。結局交換対応。

3台目
本体の嵌め合わせの問題。左側面の音量ボタンの内部スイッチと外側の枠がずれているっぽく、軽く触れただけで音量マイナスをずっと押している状態で、音の出ないタブレットに早変わり。交換対応。

4台目
「今度こそ大丈夫ですから」という事で届いたブツは2台目と同じ症状に。2台目の事があったからそれまで以上に気を遣っていたのですが、結局ダメ。なんかもう、この子は防水設計に失敗してるんじゃね?


あまりに頻繁だったんで、交換や修理の度に来てくれる日通航空の兄ちゃんと仲良くなってしまいましたですよw

4台目まで使った所で堪忍袋の緒が切れたため、Z2タブレットに買い替えました。ちゃんと動くって素晴らしい!(2回目)

ただ、問題だらけのようなこの機種も今やクレイドルを使わない限りは問題なさそうです、ていうかむしろ大変便利でした。私はクレードルに挿して他のPCと並べてマルチモニター状態で使っていたので大いに問題があったわけですが。こういうコンセプトのPCはあまりないので今後も富士通には頑張ってもらいたいと思います。

4台渡り歩いた証拠画像はこちら↓もはや手元に1台も無いのには草が生えます。