2014年11月10日月曜日

NASのRAIDが崩壊してものすごく困った話(その1)

※NASのトラブルでお困りの方は当エントリを見てもあまり参考になりません。ヒントくらいはあるかもしれませんが。


我が家では家庭用のネットワーク・ストレージとしてこの2年位はI-O DATAのHDL2-A4.0を使っています。

それまではBuffaloのものを使ってましたが、通信速度が速い、バックアップを取りながら使える(RAID1のこと)、ということで買い替えたものです。実際に通信は速くなったし凄く満足してました。バックアップの方は、イザという時が来ないとわからないので評価できません。

その、イザ、という時がとうとう先日訪れました。

HDD2の異常検知です。この時点ではHDD2への読み書きはストップしていますが、HDD1にデータがしっかりと残ってアクセスできているのでWindows上ではこれまでと何ら変わってないように見えます。RAID1の効果ありです。

普段通り使えると言っても実際はHDDの一台が死んでいてバックアップなしで運用しているだけですから、HDDを早く交換する事に越したことはありません。早速本体からHDDを引っこ抜いて型番チェック。SeagateのST2000DM001でしたので同型番のバルク品を注文しました。

本来であればメーカーの指定する交換部品を購入した方がいいのですが、2TBで値段が倍近く違ったので安い方をポチってしまうのが悲しい性。メーカー指定品が高いのにはそれなりに理由があるみたいなんですけどね。全量検査してるとかなんとか。

さらに本来であれば、バルク品を買ってNASに突っ込むのであれば利用前にディスクチェックを掛けたほうがいいみたいなんです。時間は掛かりますけどエラーのあるHDDでバックアップ取るなんて意味ないですよね。その工程は無視しましたけど

HDDは注文した翌日に届いたので、早速ガワをセットしてNASへ挿入→配線して電源オン。NASの設定画面を見てみると早速RAID再構築が始まっていました。2TB分の再構築で6-7時間くらい掛かりましたかね。

復旧完了メデタシメデタシ、で終わるはずだったのですがそうは問屋がおろしませんでした。

その数時間後にWindows上からアクセスできなくなってしまったんですよね。NASの電源は入っているんだけどフリーズしたかな?、って事で電源オフ…シャットダウンが終わりません。仕方ないから強制電源オフです。

で、再起動してみたら問題無く使えるように見えたのですが…、翌日に再度同じ症状が。

これはシステムバージョンアップ掛けたほうがいいかなって事でv1.09→v1.10へアップデートさせたんですが、その処理手順中の自動再起動の段で再び電源オフできない状況へ。再度強制電源オフからの電源オンで…、本体ランプで状態異常を通知してきました。

NASの設定画面を見るとバージョンアップは完了したみたいですが、HDDのステータスに「RAID崩壊」という見慣れない表示ががが。設定画面のシステムにあるアクティブリペアーやチェックディスクでは復旧できず。

HDDを元に戻したりHDD1と2を入れ替えてみたりしましたが効果なし。しかもRAID再構築が始まってしまって、データが丸ごと消えてしまう恐怖を覚えました。

NASでできることはやりきったのでデータが残っているであろうHDDをPCに繋いで中を覗いて見ます。が、Windows上では幾つかローカルドライブが増えたように見えるだけでアクセスできませんし、手持ちのリカバリーソフトでも何も見つかりません。

さあこれは本格的に困ったぞ、と言う事でNASのデータ救出を巡る冒険(ただしネット上で)が始まったのです。

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