2014年11月14日金曜日

NASのRAIDが崩壊してものすごく困った話(その2)

続きです。


NASのRAIDが崩壊してものすごく困った話(その1)
http://v-masuo.blogspot.jp/2014/11/nasraid.html


NASを使っているといってもレディーメイドの簡易NASを説明書を見て使ってただけなので、詳しい知識は持ちあわせておらず…、とにかくGoogle先生にひたすら聞くのです。

そして、XFSというファイルフォーマットで組まれてるからWindowsでは見ることができないぞ、ということに辿り着きました。
その対処法として、
 ① 仮想LinuxをインストールしてXFSフォーマットを弄くれるようにする(無料)
 ② Windows上で使えるリカバリーソフトを使う(有料、安め)
 ③ リカバリー業者に頼む(有料、超高い)
がリストアップされました。①は無料、②は高くても1万円くらいだけど復旧できるかは不明、③は超高くて②よりは信頼度高そうだけどやっぱり復旧できるかは不明な上HDDを他人に触らすのは軽い拒否感が。すると試す順番は自動的に①→②→③となるんです。

その前に、②の試用版でファイルサルベージリストだけは見れるので先に試してみました。たまたまですが、IDE/SATAに対応したUSB-HDD接続ケーブルを持っていたのです(これがちょっとイケてなかったんですが)。13時間くらい掛かって、、、見える!見えるよ!私にも見える!

これでどうも復旧できるっぽい感触を得たので、無料の①から試していきます。

実際の作業で参考にしたのはこの辺りです。(本当はこの10倍以上のページを見てます)

・NASのバックアップディスクからのデータ救出方法(XFS編)
 http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/info/2013/03/4864
・WindowsXPからXFSにアクセス
 http://majarox.blogspot.jp/2011/01/xfswindowsxp.html
・バッファロー社製NAS (LS-CH1.0TL) のHDD復旧記 by TestDisk
 http://masagrant55.hatenablog.com/entry/2013/09/30/004738
・TestDisk 非公式ヘルプ
 http://uiuicy.cs.land.to/testdisk/tdisk01.html
・パーティション情報を修復 – TestDisk
 http://triton.casey.jp/portable/testdisk/
・HDL2-A4.0で遊ぶ
 http://www.geocities.co.jp/Bookend/2352/PC/HDL2-A.html

仮想LinuxをWindows上で動かすためにVMWareというソフトをインストールし、それ用のubuntu(Linuxの一つ?)を使えるようにします。すると、Linux上でHDDの中が見えるようになるみたいなんですが、、、全く見えません。何も無いとか言われます。

次にコマンドラインでtestdiskというソフトを動かしてみます。Quick ScanしてDeeperScanして計13時間位掛かって、Scanが終わった画面で間違ってEnterキーを押してしまったらScan結果がオジャンになって再度QuickScanからやり直しという憂き目にあったりして。

実は、teskdiskはWindows版もあるので、SATAでPC本体と繋いで実行したほうが圧倒的に速いことにだいぶ後になって気付きました。私の持っていた接続ケーブルはUSB2.0仕様だったのでクソ遅いバカ野郎だったんです。SATA接続だと1Scanで4時間半程度でした。半分以下ですね…。

testdiskの結果、パーテションがグチャグチャでした。MS DATAというパーテションが6つくらい、Linuxの名称が付いたものが4つほど。キーボードで"p"をタイプすると中身がリストで見えるらしいのですが、何も表示してくれません。

心を落ち着けてパーテションリストの画面でパーテション形式の編集に進みます。下表のような記号で領域の種類を選択するのですが、無印かPしか選べませんよ、ホワイ?

記号  種類
* アクティブな基本領域
P 基本領域
L 論理領域
D 領域として取り扱わない

Structure判定がBadにならないようにLinuxの名前が付いたパーテションへPを付与して、エイヤッ!でパーテション情報の書き込み実行。(エイヤッ!とか言いながら実は長い時間悩んでます。場合によっては中身が見えなくなるリスクがあったわけですから。)

その結果、、、やはりダメです。Linux上で中身は見えず。①は敗北です。

一応、xfs_repairも走らせましたがこちらも☓。

この時点で①試行開始から既に3日間が過ぎてます。最初にエラーを出したHDDとそうではないHDDの2台に同じ事をやったのでこれだけ時間が掛かったわけですが、そもそもスキャンに時間が掛かりすぎてるんですよね。


というわけで②へ移行。

先ほどのパーテション情報の書き込みで唯一の成果といえば、リカバリーソフトでスキャンせずにファイルリストが見えるようになった事です。このソフトで見えるんだからウリウリがんばればLinuxで完結できたのかもしれません。とにかくスキャンに掛かる時間を短縮できたことがハッピーでした。


この続きは次回。

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